「情熱プログラマー」読了
2014/01/22 17:25 tags: 読書感想文, ツイート※あくまで個人の感想文です。
ネタバレあり(問題無いと思うけど)
情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方を読み終えました。 この本は技術書というよりも、エンジニア(特にソフトウェア)はこう生きるべき! という指南書的な本です。
全体で53項目あり、1項目につき2〜3ページで書かれています。
とりあえず全体的な感想だけ述べようと思う。
今すぐ始めよう
項目毎に「今すぐ始めよう!」というのが書かれているのだが、それらは本当にちょっとしたことから始められるものが多かった。
- キャリアに関する最大の不安はなにか考えてリストアップしてみよう
- 新しいプログラミング言語を学ぼう
- 自分にとって「一番下手くそになる」状況を見つけよう
- ビジネス屋(エンジニア職ではなく営業職とか?)の連中をランチに誘ってみよう
などなど、エンジニアとして伸び悩んだ時にどう行動すべきかの指針を示してくれている。 このあたりはまた読み返そうと思う。
スペシャリスト
当たり前のことだけど以下の内容に焦りを感じた。
ほかに何も知らないことがスペシャリストだって勘違いしてるんじゃないか?
Javaのコードしか書いたことないJavaのスペシャリスト()
Railsのコードしか書いたことないRailsのスペシャリスト()
iOSアプリしか書いたことないiOSアプリのスペシャリスト()
その周辺技術も知らないと(もしくは同じ機能を有する別の技術)本当の意味で自分が使っている技術の旨味ってわからないですね。
そのためだと思うけど、この本の項目には以下の内容が並んでいる。
- 万能選手になろう
- スペシャリストになろう
一見、対照的に見えるかもしれないけど、スペシャリストになるためにあらゆる技術に精通する必要があるということだ。
まあ、その中で最も得意といえるものが必要になってくるんだろうけど。
僕はいろんな技術を中途半端にやっているので勘違いこそしていないが、これなら任せろと言えるものもあまりない。 がんばらなければならないと思う。
キャリア
- 自分の人生を他人任せにするな
という項目でこのように書かれている。
僕は従業員の一人にこう尋ねた。 「これからどんな方向に進みたい? 何になりたいんだい?」 返ってきた答えは「JavaEEのアーキテクトになりたいです」だった。 ~中略~ 彼は雇われているわけでもない特定の会社によって作られた特定のテクノロジの上にキャリアを築こうとしていたわけだ。
ベンダ中心の見方はよろしくないというのはまさにそのとおりだと思う。
特にIT技術は進歩が早すぎる。
まあ、当たり前かもしれないけど、投資先は必要なわけで(投資しないよりは投資したほうがマシというレベルの低い目線)それに比べたら全然マシだよと思ったりもするが。。。
視野が狭くなりがちな人に対してのアンチテーゼとなっているが、最近は逆に「あれもしたい。これもしたい。もっとしたい。もっともっとしたい。。。」というようにいろんな技術に目がいっている気がする。
あせりばかりが先行して身についていない気もする。
あせっていないで、ここに書かれている「やってみよう」を少しでも実践してみようかな。。